進路状況 Career options

経営デザイン専攻の修了生は、単なる進路決定率にとどまらず、本人の希望する企業/職種への就職率が高いことが特長です。PBLやインターンシップ体験を通じて実際の企業活動に触れ、自分の興味や適性をじっくり見極める機会が多いことが大きな強みとなっています。

プロフェッショナルな経営デザイン能力を身につけた理工系人材へのニーズはますます高まっています。キャリアプランをしっかり描き、適性に合った選択をしていただけるよう、教員一同あらゆる面からサポートします。

経営デザイン専攻修了生 進路状況(2019年度実績)

進路状況グラフ

就職先企業の例

ソニー、日産自動車、日本製鉄、パナソニック、本田技研工業、大和総研、日本総合研究所、野村総合研究所、スカパーJSAT、電通デジタル、あいおいニッセイ同和損害保険、JR東日本情報システム、日本航空、KDDI ほか

先輩の声 Voice of alumni

経営デザイン専攻は、実務で通用する『経営レベルのマネジメント力』の体系的な養成を目指しています。第一線の現役経営陣による講義、実在する事例に基づく実践的な内容のPBL(Project Based Learning)。本専攻の教育プログラムはそのどれもが今日の価値創造事業の課題をリアルタイムにフォローするものであり、現実のマネジメント場面におけるニーズに即しています。机を並べる社会人学生の存在も、学部時代とは違う大きな刺激となるはずです。この武器を身につけて社会に出るか否かで、その先の人生は大きく変わってくることでしょう。

1. これまでの大学院にはないユニークなカリキュラム

現役生の声

現役のトップ経営陣による講義や、実際の経営デザイン課題をテーマとしたPBLなど、時代を先取りした経営デザイン専攻のカリキュラムはとてもユニークで斬新です。

OB/OGの声

与えられる課題はハードでしたが得るものも大きく、現在の仕事につながっています。修士時代に実務の厳しさを徹底的に叩き込まれたことが、いま何よりも役立っています。

2. 研究室の枠にとどまらない合同指導

現役生の声

合同ゼミやPBLを通じて、実務経験豊富な先生や異なる専門分野の先生方からもご指導いただけます。他の研究室に事例のアドバイスを受けに行くなど、専攻内「異文化交流」も活発です。

OB/OGの声

研究は、1.5年修了の社会人学生も交えて、修士1年後期と2年前期に計画されている合同ゼミを中間目標として進めることができます。複数の先生方が1年次から修論テーマを認識し、アドバイスをくださっていたおかげで完成度の高い論文を提出できました。

3. 模擬体験の域を超えたPBL

現役生の声

研究室や学年の壁を超えたPBLのグループ作業では、発想の違いや知識の偏重に気づかされることも多く、新鮮です。社会人学生からも鋭い質問がとんでくるので気を抜けません。

OB/OGの声

商社に就職しコンサルティング業務にたずさわっています。就職の面接時にはPBLでの体験を説明したところ、強い関心を示されました。発表前の準備は大変でしたが、1つひとつの課題を乗り越えるなかで度胸がつきました。

4. 社会人学生との切磋琢磨

現役生の声

講義・演習は社会人の方も受講しています。知識と経験の違いからくる質問の質の差に刺激を受け、かつてない緊張感を味わっています。こちらからは論文の進め方やプログラミングをアドバイスするなど、お互いに良い関係を築いています。

OB/OGの声

社会人学生の存在は非常に大きな刺激でした。同期とはいえ人生経験においては大先輩。就職面談テクニックのアドバイスを受けたり、学業を離れた事項でもいろいろお世話になりました。就職後も、出身研究室のイベントなどを通じて関係が続いています。

5. 充実のキャンパスライフ

現役生の声

授業は平日夜間や土曜という時間割ですが、違和感なくすぐに適応できました。修論の研究作業、ゼミやPBLの準備や発表資料作成は基本的に授業時間外に行います。自分の工夫次第でやりくりできる時間は結構あり、時間管理能力が身につきました。

OB/OGの声

こんなに勉強するとは思わなかった2年間でした。とくに修士1年の春・秋学期は、課題をこなすためにとにかく必死で猛勉強。要は自己管理、やるときはやるという集中力です。これから進学される皆さんも、ぜひ時間と上手に付き合って充実した大学院生活を送ってください。

6. 学習課題に直結したインターンシップ

現役生の声

修士1年の夏にインターンシップを体験。新製品開発、新事業企画、オペレーション改革など、これまで学んできた知識の活用のされ方や、実務における制約条件や評価の観点にも直接触れることができました。

OB/OGの声

興味のあったロジスティクス関連のテーマを選んで参加しました。成果発表会では担当取締役をはじめ25人もの方々の前でプレゼンし、緊張のなかでも好評を得ることができました。その後、実際に大きな改善効果につながったと聞き、自信にもなりました。

7. 豊富な研究成果の発表機会

現役生の声

経産省のプロジェクトに参加し報告書の作成を手伝っていたところ、日本生産性本部のセミナーで事例部分の発表を任されました。発表の準備には時間がかかり当日も緊張しましたが、社会人の方々とのディスカッションを通じて学びを深めることができました。

OB/OGの声

修士2年の12月に、中国での国際会議で修士論文の内容を発表しました。審査に通って発表を許可されるのは約35%と聞いていましたが、同じ研究室の4名全員が見事査読にパス! 英語で書いた論文とパワーポイント、口頭発表の練習は大変でしたが、今では懐かしい思い出です。

8. 就職での優位性

現役生の声

インターンシップ体験を通じて自分の目標を明確に設定できたおかげで、第一志望の企業からいち早く内定を得ることができました。本格的な就職活動に先行しての実務体験が、ジョブマッチングの観点から有効なことは間違いないと思います。

OB/OGの声

企業面接で、インターンシップで体験した成果を得るまでのステップや評価KPIに行きつく過程を説明したところ、驚かれました。実務での事業マネジメントを指向して設計された経営デザイン専攻のPBLやインターンシップの体験は、就職活動においても大きな強みとなります。