教員紹介 Faculty members

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教 授

大野 高裕

TAKAHIRO OHNO

◎プロフィール/理工学術院 教授

大学にて一貫した実学的理論研究および企業・団体に対する経営指導・研修指導を行ってきた、実学指向の研究者。「利益の創り込み」の観点から、コストマネジメント、フィナンシャル・エンジニアリング、消費者行動モデル等の研究に取り組んでおり、研究対象業界もメーカーから医療、アミューズメントまで多岐にわたっている。専門は、経済性工学、マーケットモデルなど。
早稲田大学理工学部工業経営学科卒('78)、同修士、博士課程修了('86)、工学博士('88:早稲田大学)

◎担当授業科目

プロジェクト研究演習
価値・コストエンジニアリング 他

◎研究指導/プロフィットエンジニアリング研究

新事業、既存事業の改革を推進するにあたっては、長期・短期にわたる利益の確保(採算性の検討)が不可欠である。利益の創り込みのための工学、即ちどのように売上および原価を設計して実行するのか、といったことを評価するツールの開発が、今後とみに求められることになる。本研究ではこうしたツール開発の研究指導を行う。

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准 教 授

大森 峻一

SHUNICHI OHMORI

◎プロフィール/理工学術院 准教授

IE(Industrial Engineering)、OR(Operations Research)の研究、それを活かした形の施設計画、ロジスティクス、サプライチェーンマネジメント、サービス工学の研究に従事。企業における生産性改善プロジェクト、ロジスティクスネットワーク設計プロジェクト等に多数参画。海外の企業・大学との共同研究・国際交流プロジェクト運営にも多数参画。
早稲田大学理工学部経営システム工学科卒('07)、同修士('09)、博士課程修了、博士(工学)('13:早稲田大学)

◎担当授業科目

プロジェクト研究演習
SCMのデザインと改革 他

◎研究指導/生産・サプライチェーンマネジメント研究

生産およびサプライチェーンマネジメントに関する研究を行う。「戦略レベルの意思決定」としてロジスティクスネットワーク設計・施設レイアウト設計、「戦術レベルの意思決定」として安全在庫配置・キャパシティ配分、「実行レベルの意思決定」として配送計画・発注方策・スケジューリングを対象とし、これらの問題に対して数理計画・最適化を中心に研究を行う。

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教 授

野中 朋美

TOMOMI NONAKA

◎プロフィール/理工学術院 教授

働きがいや満足を考慮した人の情報を起点とした生産システム設計、持続可能なビジネス・社会システムデザイン、食・地域資源を活用した価値共創などの研究に従事。応用研究から社会実装プロジェクトにも多数参画している。
慶應義塾大学環境情報学部卒、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科前期・後期博士課程修了(‘12)、博士(システムエンジニアリング学)

◎担当授業科目

プロジェクト研究演習

◎研究指導/システム工学・サービス工学研究

持続可能なサービス・生産システム設計においては、短・中・長期視点と、俯瞰的な多視点から社会・環境の変化、技術進歩、人の気持ちや状態・価値感など、環境変動と多様性を考慮したシステムデザイン・マネジメントが不可欠である。サービス現場や工場の製造フロアなどを含む広義のサービス生産システムを対象に、生産性向上と付加価値創出の研究を行う。

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教 授

福重 真一

SHINICHI FUKUSHIGE

◎プロフィール/理工学術院 教授

設計工学やシステム工学の視点から、製品とそのライフサイクルを総合的に設計し運用していくための方法論や計算機支援システムの研究に取り組んでいる。これまで多くの企業と製品開発プロセスや生産システムの改善に向けた共同研究を実施しており、現在は持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた産業政策立案のための国際共同プロジェクトなどに参画している。東京大学工学部精密機械工学科卒、同修士、博士課程修了(’06)、博士(工学)

◎担当授業科目

プロジェクト研究演習
環境調和型生産システム

◎研究指導/ライフサイクルエンジニアリング研究

持続可能な社会にふさわしい製品やサービスを幅広く検討するとともに、そのような新しい人工物を設計しライフサイクルを通じて運用していくための方法論について研究する。サイバーフィジカルシステムに基づくライフサイクルマネジメント方法論、環境調和型製品設計のためのCAD、シェアリングサービスのシミュレーションなど、デジタル技術を活用した次世代型の設計生産システムの開発を目指す。

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教 授

棟近 雅彦

MASAHIKO MUNECHIKA

◎プロフィール/理工学術院 教授

学生時代からから現在まで、品質マネジメントの研究、教育に従事。企業との共同研究も多数実践。99年からは、医療の品質マネジメントにも取り組み始め、医療安全、医療QMSについて、病院との共同研究を進めている。感性工学にも取り組み、企業と新製品開発を実践している。専門は、品質マネジメント全般。対外活動として、デミング賞審査員、ISO9000シリーズ規格を作成するISO/TC176の日本代表エキスパートなどを務めている。
東京大学工学部反応化学科卒業('82)、同修士、博士課程修了、工学博士('87:東京大学)

◎担当授業科目

プロジェクト研究演習
経営品質マネジメント
品質マネジメントシステム 他

◎研究指導/品質マネジメント研究

品質が良いとは、「要求との合致」であり、製品、サービスはもちろん、データ、文書等、人間の活動により得られる産物にはすべて品質の良し悪しが考えられる。本研究では、これらの産物の品質を高めるために有効な技法、概念の開発、改良を目指す。

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教 授

鬼頭 朋見

TOMOMI KITO

◎プロフィール/理工学術院 教授

複雑な経済社会における価値創造の実現と持続に関するさまざまな課題に対して、領域融合的なアプローチで取り組んでいる。ビッグデータ解析、ネットワーク科学、複雑系、シミュレーション、システム理論などを専門とし、近年は主に、イノベーションエコシステム、知財システム、サプライネットワーク、チームワークなどのレジリエンスやサステナビリティと、それらを構成する組織や個人の戦略の両方に焦点を当てた研究を進めている。東京大学工学部精密機械工学科卒、同修士、博士課程修了(’07)、博士(工学)。

◎担当授業科目

プロジェクト研究演習
価値創造戦略論

◎研究指導/価値創造戦略マネジメント研究

さまざまな不確実性やリスクのある状況下で、生産活動主体(企業・組織や人々)が価値創造を実現し、その価値を持続発展させていくためには、多様な主体同士が競争しつつも協力し合うシステムや仕組の構築が不可欠である。また、それぞれの主体がとるべき戦略も一様ではない。本研究では、個の多様性や関係の複雑性(ミクロ・メゾレベル)とシステム全体(マクロレベル)を繋ぐための理論や手法を習得し、さまざまな実課題について、データ解析やモデル構築の実現を目指す。

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准 教 授

下野 僚子

RYOKO SHIMONO

◎プロフィール/理工学術院 准教授

品質管理を専門とし、医療や健康づくりなど、質や効率がひとの判断や行動に大きく依存する業務について、業務支援システムやアンケートによって収集されるデータ分析をふまえ、エビデンスに基づく業務運営に資する研究を行っている。対外的活動として、公的統計の作成プロセスの診断を行う統計監理官(総務省)なども務めている。東京工業大学工学部化学工学科卒(’05)、東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻修士課程修了(’08)、同博士課程修了(’11)、博士(工学)

◎担当授業科目

プロジェクト研究演習
社会システム・サービスマネジメント

◎研究指導/社会システム・サービスマネジメント研究

サービスの多くは、人間の活動に依存する無形のものであることから、そのマネジメントでは可視化に基づく実証が重要である。様々な社会システムやサービスの質向上や効率化を実現するため、当事者との議論を踏まえた指標構築やプロセス設計、データ収集、統計解析による実証を通した研究指導を行う。

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教 授

三原 康司

KOJI MIHARA

◎プロフィール/理工学術院 教授

修士課程修了後、ソニー(株)に入社。20年間に亘りIT、PC関連の企画管理、工場オペレーションなどに従事。その後、インターネット端末とサービス開発企業を創業。経営・マーケティングコンサルタントとして、多くの新企画・新システムを設計・施行。2012年から、大学教員として経営システム工学分野の教育に携わる。専門は、サービスシステム設計、企画・発想法。早稲田大学理工学部工業経営学科卒(’83)、同修士課程修了(’85)、早稲田大学商学研究科博士後期課程満期退学、博士(商学)(’11:早稲田大学)

◎担当授業科目

プロジェクト研究演習
商品・ビジネス企画設計
サプライチェーン・サービス設計

◎研究指導/製品/サービス・システム研究

製品/サービスの顧客価値は、高い機能価値と同時に、利用者に感性価値を提供することによって向上する。本研究では、主にサービス(コト:無形の価値提供)の顧客価値を向上するシステムデザイン(機能設計、感性デザイン)の研究を行う。一般的サービスのみならず、社会システム、経営システムなどにおける無形の価値を提供するシステムに関して、システム設計理論、品質管理、統計解析などの手法を活用し、理論・方法論・モデル構築などの研究を行う。

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講 師

黄 茜

QIAN HUANG

◎プロフィール/理工学術院 講師

グローバル・ロジスティクス・マネジメント(Global Logistics Management)に関する研究と教育に従事している。製造、物流、販売における異なる機能の間でのシームレスな「協働」システムの構築を実現するための研究を進めている。同時に、全体の効率性と強靭性に焦点を当て、貨物鉄道輸送を含むモーダルシフトの促進に向けた研究も進行中。西南交通大学交通輸送と物流学部卒(’07)、同修士課程修了(’10)、早稲田大学創造理工学研究科博士課程修了、博士(経営工学)(’22:早稲田大学)

◎担当授業科目

サプライチェーン戦略
プロジェクト研究演習

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教 授

後藤 正幸

MASAYUKI GOTO

◎プロフィール/理工学術院 教授(兼担:経営システム工学専攻)

情報数理と経営工学の基礎研究分野をベースとしつつ、東京大学助手時代よりビジネスモデル分野の研究に携わる。武蔵工業大学環境情報学部では、ITを活用した教育、マーケティング分析、環境ロジスティクスなどの研究活動に従事。
専門は、情報統計・情報数理、経営情報分析の基礎技術をベースとした経営工学、情報工学分野の基礎と応用。最近は、インターネット時代のマーケティング分析手法の開発や様々なネットマーケティングモデルの評価にも取り組む。
武蔵工業大学工学部経営工学科卒('92)、同修士課程修了('94)、早稲田大学理工学研究科博士課程修了、博士(工学)('00:早稲田大学)

◎担当授業科目

経営情報分析技法

◎研究指導/経営情報学研究

マーケティング分析や戦略分析など、経営活動の諸問題を対象とし、経営情報学的な視点に基づく研究を扱う。経営の諸活動における情報技術の活用、並びに、日々蓄積される膨大な情報を分析して経営活動に役立てる技術、それらの情報分析技術を正しく活用する方法論についても研究対象とする。

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教 授

小松原 明哲

AKINORI KOMATSUBARA

◎プロフィール/理工学術院 教授(兼担:経営システム工学専攻)

金沢工業大学教授を経て、現職。日本人間工学会認定人間工学専門家。専門は、人間生活工学。生活者を視座においた製品開発、生活設計、ワークシステム設計、ヒューマンエラー防止のための技術開発に取り組む。家庭、産業、社会などの人間の生活において、人が関わる人工システムの、人間・生活適合化の開発方法論研究を行っている。
早稲田大学理工学部工業経営学科卒('80)、同修士、博士課程修了、博士(工学)('91:早稲田大学)

◎担当授業科目

利用品質設計

◎研究指導/ヒューマンファクターズマネジメント研究

人間中心設計過程に基づく製品開発、ワークシステム設計を扱う。具体的には、人間工学および人間生活工学に基づく商品企画、製品設計、ヒューマンエラー防止、人的生産性向上等の方法論を研究する。

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教 授

膳場 百合子

YURIKO ZENBA

◎プロフィール/理工学術院 准教授

専門は社会心理学で、組織と組織構成員と外部社会の関係について、心理学的な観点から研究している。具体的には、組織の不祥事に対する一般の人々の反応が文化によってどのように異なるか、組織の信頼はいかにして回復されるか、集団と個人の関係に関する認知が文化によってどのように異なるか、など、組織行動に関わるテーマを研究している。
東京大学文学部社会心理学専修課程卒(’94)、東京大学大学院人文社会系研究科修士、同博士課程修了(’05)、博士(社会心理学)('07:東京大学)

◎担当授業科目

組織行動マネジメント演習

◎研究指導/組織行動マネジメント研究

組織の不祥事に対する一般の人々の反応を研究する。一般の人々の反応を知ることは、社会に受け入れられる組織を設計していく上で重要である。具体的な研究としては、不祥事に対する一般の人々の責任判断、組織に対する信頼回復、組織内外の視点の違いがもたらす認識の乖離などを扱う。

客員教授

池田 和明 KAZUAKI IKEDA
(客員教授)
プロジェクト研究演習、企業経営論
小島 史夫 FUMIO KOJIMA
(客員教授)
生産システム工学
堀井 秀之 HIDEYUKI HORII
(客員教授)
プロジェクト研究演習、イノベーション・デザイン
村山 徹 TOHRU MURAYAMA
(客員教授)
プロジェクト研究演習、技術系経営幹部講話

非常勤講師

赤木 宏匡 HIROMASA AKAGI
鹿島建設(株) エンジニアリング事業本部 次長
ファシリティプランニング
石田 浩章 HIROAKI ISHIDA
(株)Sun Asterisk Professional Development Unit, Unit Manager, Senior Engineer
プロジェクト研究演習
伊津見 一彦 KAZUHIKO IZUMI
(株)関通 システム開発本部長
サプライチェーンのシステムと技術
梶野 透 TORU KAJINO
B-Rサーティワンアイスクリーム(株) 管理本部長付SCM推進ディレクター
サプライチェーンのシステムと技術
近野 泰 YASUSHI KONNO
ゼビオホールディングス(株) 副社長執行役員
技術経営論、先端技術産業分析 他
澤口 学 MANABU SAWAGUCHI
立命館大学大学院 テクノロジーマネジメント研究科 教授、(有) バリューマネジメント研究所 取締役・所長
プロジェクト研究演習
関 利隆 TOSHITAKA SEKI
新更商事(有) 代表取締役社長
ファシリティプランニング
瀬良 征志 SEIJI SERA
日本アイ・ビー・エム(株)IBMコンサルティング事業本部 パートナー
プロジェクト研究演習
出口 幸之進 KONOSHIN DEGUCHI
NAX JAPAN株式会社 シニア・フェロー
ファイナンス・投資戦略論
中川 隆之 TAKAYUKI NAKAGAWA
(株)野村総合研究所 グループマネージャー
技術経営論、技術アライアンスマネジメント 他
中山 景央 KAGEHISA NAKAYAMA
高千穂大学 経営学部 助教
プロジェクト研究演習
則武 祐二 YUJI NORITAKE
合同会社SECA(エスイーシーエイ) 代表、(株)エイジェック 総合研究所顧問、(株)キャリアパートナーズ EHS総合研究所所長、グリーン購入ネットワーク 代表理事
環境調和型生産システム
細矢 泰弘 YOSHIHIRO HOSOYA
(株)日本能率協会コンサルティング シニアコンサルタント 参事 RD&E統括
製品開発マネジメント概論
八木 英一郎 EIICHIRO YAGI
東海大学 政治経済学部 教授
経営計画分析技法
山内 秀樹 HIDEKI YAMAUCHI
(株)パルグループホールディングス 顧問、ワールドモードホールディングス(株) 顧問
グローバル・サプライチェーン・マネジメント、プロジェクト研究演習

2024.4.1 現在